『ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし』が平成30年度 厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財に選ばれました

『ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし』が、
平成30年度 厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財に選ばれました

『ごちそうの木』

  『ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし』
  (ジョン・キラカ 作 さくまゆみこ 訳/2017年8月刊行)
   ISBN 978-4-89013-983-5

 

 

 

 

 
ティンガティンガ・アートを学び、ユニークな独自の画風を確立したキラカの絵と、
素朴な昔話のおもしろさを味わえる本書『ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし』が、
このたび、平成30年度 厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財(対象:小学校低学年)に選ばれました。

アフリカの民話の宝庫、タンザニアで生まれ育った絵本作家ジョン・キラカが、
タンザニア南西部に暮らすフィパの人たちの語りを記録し、この絵本をつくりました。

 

ティンガティンガ・アートとは
1960年代、タンザニアのエドワード・サイディ・ティンガティンガによりはじめられた、
ポップアートの手法です。

 

キラカさん肖像写真

絵と文●ジョン・キラカ(John Kilaka)
1966年タンザニア生まれ。幼いころから地面に絵を描くのがすきで、1990年に、ヴィレッジ・ミュージアムでティンガティンガ派の画家チャウガンガから絵を学び、独自の画風を確立する。タンザニアの村々をまわって昔話を集め、タンザニア、ドイツ、スイスなどでストーリーテリングを行う。初めての絵本は『チンパンジーとさかなどろぼう』(岩波書店)で、2作目の『いちばんのなかよし』(アートン)は2005年ボローニャ国際児童図書展ニューホライズン部門でラガッツィ賞を受賞、大きな反響をよんだ。最新作である本書(『ごちそうの木』)は、2011年国際児童図書評議会(IBBY)スウェーデン支部が選ぶピーターパン・シルバースター賞を受賞、日本語版は2017年の来日にあわせて刊行される。

 

訳●さくま ゆみこ
編集者、青山学院女子短大子ども学科教授などを経て、現在はフリーの翻訳家。日本国際児童図書評議会(JBBY)会長。著書に『エンザロ村のかまど』(福音館書店)、『どうしてアフリカ? どうして図書館?』(あかね書房)など。共著に『明日の平和をさがす本』(岩崎書店)など。訳書は『いちばんのなかよし』(アートン)、「ホーキング博士のスペース・アドベンチャー」シリーズ(岩崎書店)など多数。アフリカ子どもの本プロジェクトの代表として、アフリカの子どもに本を届ける活動や、アフリカの文化や子どものことを日本の子どもに伝える活動もおこなっている。

 

■厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財 について
  http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/kosodate/kosodate18/index.html

カテゴリー:広告